☆第八話 スイカ、来日

マサ子と塚ピら4人は、EVA弐号機を搬送中の太平洋艦隊へ。
そこには、セカンドチルドレン、惣流・エリック・ラングレーと、マサ子の元恋人のカヂとの出会いが待っていた。強気で自己主張の強いエリックは、塚ピをライバル視する。
第6の使徒が来襲。エリックは塚ピと共に弐号機に乗り込み、出撃する事になるが……。

塚ピ:赤いんだ、弐号機って。知らなかったな。

エリック:違うのはカラーリングだけじゃないわ。

エリック:所詮、零号機と初号機は、開発過程のプロトタイプとテストタイプ。訓練無しのあなたなんかにいきなりシンクロするのがそのいい証拠よ。

エリック:けどこの弐号機は違うわ。これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ。正式タイプのね。

塚ピ:あ、あ、なんだろう?

エリック:水中衝撃波!

エリック:爆発が近いわ…

塚ピ:あれは!

塚ピ:まさか…使徒?

エリック:あれが?本物の?

塚ピ:どーしよう、山子さんのところに戻らなくっちゃ!

エリック:チャーンス!

Bパート

アナウンス:各艦、艦隊距離に注意の上、回避運動!

BGM:1-3

副長:状況報告はどうした!

無線:シンベリン沈黙、タイタス・アンドロニカス、目標、確認できません!

艦長:くそぉ、何が起こっているんだ。

山子:ちわー、ネルフですが、見えない敵の情報と、的確な対処はいかがっすかぁ?

艦長:戦闘中だ!見学者の立ち入りは許可できない!

山子:これは私見ですが、どう見ても使徒の攻撃ですねぇ。

艦長:全艦任意に迎撃!

山子:無駄なことを…

カヂ:この程度じゃ、A.T.フィールドは破れない、か。

山子:しかし、なぜ使徒がここに…まさか、弐号機?

BGM停止

塚ピ:ねぇ、どこ行くんだよ!

エリック:ちょっとここで待ってなさいよ。

塚ピ:なんだよ、もう…

エリック:きゃぁあ!覗かないでよ、エッチイ!

塚ピ:ごめん!

エリック:なんで男の子って、ああバカでスケベなのかしら!

エリック:…エリック、行くわよ。

艦長:なぜ沈まん!

ダーマス:やっぱエヴァやないと、勝てへんなぁ~。

艦長・副長:ぐっ!

エリック:さあ、行くわよ。

塚ピ:へ?

エリック:あんたも、来るのよ!

塚ピ:ねーぇ、プラグスーツに着替えて、どーすんだよ!

エリック:あんたバカぁ?決まってるじゃない、弐号機で、あれをやっつけるのよ。

塚ピ:そんなぁ。山子さんの許可は?

エリック:勝った後に、貰えばいいのよ。

エリック:さ、あたしの見事な操縦、目の前で見せてあげるわ。ただし、ジャマはしないでね。

山子:変ね…まるで何かを探しているみたい…

カヂ:こんな所で使徒襲来とは、ちょっと話が違いませんか?

ダーハラ:そのための弐号機だ。予備のパイロットも追加してある。最悪の場合、君だけでも脱出したまえ。

カヂ:分かってます。

エリック: L.C.L. Füllung, Anfang der Bewegung Anfang des Nerven anschlusses.Ausulösung von Rinkskleidung.Synchro-Start.

塚ピ:バグだ。どうしたの?

エリック:思考ノイズ!ジャマしないでって言ったでしょう!?

塚ピ:なんで?

エリック:あんた日本語で考えてるでしょう?ちゃんとドイツ語で考えてよ!

塚ピ:分かったよ…バウムクーヘン。

エリック:バカ!!!いいわよ、もう!思考言語切り替え、日本語をベーシックに!

エリック:エヴァンゲリオン弐号機、起動!

BGM:2-12

無線:オセロウより入電、エヴァ弐号機起動中!

艦長:なんだと!?

山子:ナイス、エリック!

艦長:いかん、起動中止だ、元に戻せ!

山子:かまわないわエリック、発進して!

艦長:なんだと?エヴァおよびパイロットは、われわれの管轄下だ!勝手は許さん!

山子:何言ってんのよ、こんな時に!段取りなんて関係ないでしょ!

艦長:こら!

副長:しかし、本気ですか?弐号機はB装備のままです。

艦長・山子:えっ!?

塚ピ:海に落ちたらやばいんじゃない?

エリック:落ちなきゃいいのよ。

山子:塚ピ君も乗ってるのね!

塚ピ:はい!

艦長:子供が2人…!

山子:試せる…か?

山子:エリック、出して!

BGM停止

塚ピ:来た!

エリック:行きます!

BGM:1-15

エリック:どこ?

塚ピ:あっち!

塚ピ:後58秒しかないよ!

エリック:分かってる。山子!非常用の外部電源を甲板に用意しといて!

山子:分かったわ!

艦長:何をするつもりだ!

エリック:さあ、跳ぶわよ。

塚ピ:跳ぶ?

甲板作業員:予備電源出ました!

甲板作業員:リアクターと直結完了!

甲板作業員:飛行甲板待避!

甲板作業員:エヴァ着艦準備よし!

副長:総員、耐ショック姿勢!

艦長:でたらめだ!

エリック:エヴァ弐号機、着艦しまーす!

イリフ:もったいなぁ~~~い…

アナウンス:目標、本艦に急速接近中!

塚ピ:来るよ、左舷9時方向!

エリック:外部電源に切り替え…切り替え終了!

塚ピ:でも、武装が無い。

エリック:プログナイフで十分よ。

塚ピ:結構でかい!

エリック:思った通りよ。

艦長:どうするつもりだ!?

山子:使徒を倒すには、近接戦闘がベストです。

山子:エリック、よく止めたわ!

艦長:冗談じゃない、飛行甲板がめちゃめちゃじゃないか!

BGM停止

艦長:落ちたじゃないか!

山子:エリック!B型装備じゃ水中戦闘は無理よ!

エリック:そんなの、やってみなくちゃわかんないでしょ?

イリフ:もったいなぁ~~~い…

山子:ケーブルの長さは!?

副長:残り、千二百!

艦長:どうするんだね!?

山子:何とかなります。

塚ピ:何とかしなくちゃ…

山子:ケーブルがなくなるわ!衝撃に備えて!

エリック:しまった!

アナウンス:エヴァ、目標を喪失!

イリフ:今のうちにディスクを…あぁーっ!Yak38改!

カヂ:おーい葛城ぃー!

山子:加ぁ持ぃ~!

カヂ:届けもんがあるんで、俺、先に行くわぁ~

カヂ:出してくれ。じゃ、よろしくー、葛城一尉ぃ~

ダーマス:あぁ…逃げよった…

アナウンス:目標、再びエヴァに接近中!

BGM:1-3

塚ピ:また来た!

エリック:今度こそ仕留めてやるわ!

エリック:何よ、動かないじゃない!

塚ピ:B型装備じゃねぇ…

エリック:どうすんのよ!

塚ピ:どうするって…

エリック:だらしないのねぇ!サードチルドレンのくせにぃ!

塚ピ:来たっ!

エリック:口ぃ!?

塚ピ:使徒だからねぇ…

エリック・塚ピ:うわぁあああっ!

アナウンス:エヴァ弐号機、目標体内に侵入!

ダーマス:それって、食われたんとちゃうか?

ダーマス:こりゃまるで、釣りやな…

山子:釣り!?…そう、釣りだわ!

塚ピ:これじゃピンチに逆戻りだ!

エリック:うっさいわねぇ!いつまで乗ってんのよ、エッチイ!

塚ピ:でも、何とか離れないと…

山子:エリック!聞こえる!?

山子:絶対に離さないでね!

エリック・塚ピ:え!?

山子:艦長。

艦長:なんだ。

山子:ご協力をお願いします。

艦長:生き残った戦艦2隻による、ゼロ距離射撃!?

BGM:1-16

山子:そうです。アンビリカルケーブルの軸線上に無人の戦艦2隻を自沈させ、罠をはります。

山子:その間に、エヴァ弐号機が目標の口を開口、そこへ全艦突入し、艦首主砲塔の直接砲撃の後、さらに自爆、目標を撃破します。

艦長:そんな無茶な!

山子:無茶かもしれませんが、無理ではないと思います。

艦長:分かった。

アナウンス:総員退艦、繰り返す、総員退艦!各フリゲートは、漂流者の救助を急げ!

艦長:しかし、エヴァはどうする?

山子:心配ありません。あの2人でしたら。

エリック:ちょっとあんた、人の弐号機勝手に動かさないでよ!

山子:2人とも、作戦内容、いいわね!

塚ピ:何とかやってみるよ。

山子:頼むわ!

アナウンス:全艦、キングス弁を抜きました。Z地点に対し沈降開始。

山子:了解、ケーブル、リバース!

アナウンス:エヴァ、浮上開始!接触まで後70!

エリック:ちょっと、いつまでさわってんのよ!どいてったらぁ!

塚ピ:でも、早く口をこじ開けないと、僕らもやられちゃうよ!

アナウンス:接触まで後60!

山子:使徒の口は!?

艦長:まだ開かん!

アナウンス:戦艦2隻、目標に対し沈降中!

アナウンス:エヴァ、浮上中!接触まで後50!

塚ピ:だめだ!

エリック:もう、時間が無いわ!

アナウンス:目標はテンペストの艦底を通過!

山子:間に合わないわ!早く!

エリック:変なこと考えないでよ。

塚ピ:何が!

エリック:とにかく、考えを集中させるのよ!

塚ピ:分かってる!

アナウンス:接触まで後20!

アナウンス:接触まで後15!

塚ピ・エリック:開け、開け、開け、開け!

BGM停止

山子:撃てェーィ!

S根:また派手にやったわね…

山子:水中戦闘を考慮すべきだったわー

S根:あら珍しい。反省?

山子:いいじゃない。貴重なデータも取れたんだし。

S根:そうね……ん?山子、

山子:んー?

S根:これはほんとに貴重だわ。

ダーマス:ペ、ペアルック!

イリフ:イヤーンな感じ!

S根:シンクロ値の記録更新じゃない。

山子:たった7秒間じゃ、火事場のバカ力でしょ。

エリック:ねぇ、カヂさんは!?

山子:先にトンズラ!もう本部に着いてるわよ!あのバァーカ!

カヂ:いやはや、波乱に満ちた船旅でしたよ。やはり、これのせいですか?

カヂ:既にここまで復元されています。硬化ベークライトで固めてありますが、生きてます。間違いなく。

カヂ:人類補完計画の要ですね。

ダーハラ:そうだ。最初の人間、アダムだよ。

ダーマス:ほーんま、顔に似合わず、いけ好かん女やったなー。

イリフ:ま、おれたちはもう会うことも無いさ。

ダーマス:センセエは仕事やからしゃーないわなぁ。同情するで、ほんま。

ダーマス:わぁーっ!

BGM:1-9R

エリック:ウフッ!

エリック:惣流・エリック・ラングレーです!よろしく!